「時は金なり」という格言があります。
時間はお金と同様に貴重なものだから、決して無駄にしてはいけないという意味ですが、
投資の世界においても時間はまさにお金です。
資産というお金のなる木を買えば、
時間の経過とともにお金のなる木は成長し、その価値を倍増させます。
もしあなたが20代の若者であれば、
10年、20年、あるいは30年もの時間をかけて、資産を成長させることができるでしょう。
そうすれば資産を2倍、3倍、4倍にも増やすことができます。
20代の若者でなくても、なるべく早く資産を買い、成長させることが大切です。
ほしい物があったら、まず自問自答してみましょう。
それはあなたにとって本当に必要なものでしょうか?
そのお金が将来何倍にも成長すると思えば我慢することができるのではないでしょうか。
投資の神様バフェットは、1ドルを使ってしまうことで、
将来の数百ドルを損したと嘆いたそうです。
時間をかけるほど複利の力は強くなる
複利とは
資産を運用すると金利(利子、利息)がもらえます。
その金利にもまた金利がつくことを「複利」といいます。
(例)
100万円を年利5%で1年間運用すると、105万円になります。
105万円をさらにもう1年間年利5%で運用すると、110万円ではなく、110万2,500円になります。
金利の5万円にもさらに金利が付き、
資産を雪だるま式に増やすことができます。
72の法則とは
72の法則とは、お金が2倍になるまでの年数を算出する計算式です。
「72÷金利」を計算すれば、お金が2倍になるまでの大体の年数がわかります。
(例)
72÷金利(5%)=14.4年
年利5%で資産運用すると、およそ15年で資産が2倍になります。
30年資産運用すると4倍になります。
72を金利で割ると、
資産が2倍になるまでのおよその年数を算出できるんだね。
長期間運用すればするだけ資産が増える
複利の力により、長期運用すればするだけ資産は増えていきます。
下記のグラフは元本100万円を年利5%を継続して資産運用した場合の資産の増え方です。
極端な話、100万円を60年間、年利5%で運用した場合、
100万円は2,000万円近くまで増やすことができます。
元本の100万円は変わらないのに、60年間もの時間を費やすことで、
資産は約20倍に増やすことができます。
まさに時は金なりですね。
もちろん60年間ずっと年利5%で運用できるわけではありません。
年によっては5%以上で運用できる場合もありますが、
逆にマイナス成長となる年もあります。
複利の力を利用すれば加速度的に資産を増やすことができるのね。
複利ってすごいんだね~
適切な金融商品に投資するのが重要
新しく出てきた金融商品には投資しないようにしましょう。
浮気せずに株式、債券、不動産といった伝統的な金融商品に投資するのが大切です。
新しく出てきた金融商品は、詐欺的な要素を含むものもありますし、
集めた資金を別のことに流用されたりなど、いろいろ問題がある場合があります。
伝統的な金融商品であれば不正が起きない仕組みがあったり、税制的にも優遇されています。
わざわざ新しく出てきた金融商品に投資する意味はないです。
恥ずかしながら、ぽん太の投資失敗例をご紹介します。
かなり昔のことなので金額など、記憶があいまいなところもあります。
あなたが私と同じ失敗をしないよう願っています。
ライブドアに投資して失敗
ライブドアとは、ホリエモンこと堀江貴文氏が代表を務めるインターネット事業会社でした。
その当時、ライブドアの株価は急騰していました。
しかし2006年ライブドアショックによって、
ライブドア株は暴落、果ては上場廃止になってしまいました。
当時私は大学生でしたが、ライブドアの株式を保有していました。
ライブドア株の暴落により10万円以上のお金を失いました。
10万円は大学生にとってとても大金です、
当時大きなショックを受けたのを覚えています。
損益:-100,000円
このことにより、個別株に投資することのリスクを学びました。
あ、今ではホリエモンチャンネルを楽しく視聴させていただいています。
FXに投資して失敗
FX(Foreign Exchange)とは、外国為替証拠金取引と呼ばれている投資です。
米ドルと日本円を交換するなど、通貨を交換する取引のことを言います。
FXは「レバレッジ」という仕組みにより、少額で大きな金額の取引ができます。
レバレッジとは、担保となる保証金の最大25倍の金額を取引することができる仕組みです。
たとえば、1ドル=100円のときに100ドルを買おうとすると1万円が必要ですが、
レバレッジを利用すると最大25倍の25万円分の取引が可能になります。
1ドル100円とすると、10万円の資金で25,000ドルもの取引をすることができるのです。
レバレッジ最大25倍の取引をすれば、25倍の利益を得られる可能性がある反面、
25倍の損害が発生する可能性もあります。
私はレバレッジ5倍程度で取引をしていました。
最初のうちは勝てていたものの、円高が続いた結果、
トータルで100万円もの損害を出してしまいました。
損益:-1,000,000円
損益累積:-1,100,000円
レバレッジをかけた取引はお勧めしません。
現物取引では最悪元手が0円になるだけで済みますが、
レバレッジをかけていると損失がマイナスとなり借金を負うことになりかねません。
100万円も損していたのね。。
100万円・・
バイナリーオプションに投資して失敗
バイナリーオプションとは、ある期間の為替相場の騰落を、
ある値よりも高いか低いかを予測する取引です。
こちらも最初は勝てていたのですが、
途中から負けだしてトータル10万円ほどの損失を出しました。
損益:-100,000円
損益累積:-1,200,000円
なぜかポジションを持つと逆方向に動くんですよね。
だれか操作してたりして。。?
これは投資というよりギャンブルね。
マイナー仮想通貨に投資して失敗
仮想通貨(暗号資産)とは、電子データのみでやりとりされる通貨であり、
主にインターネット上での取引に用いられます。
ビットコイン、イーサリアム、リップルなど多数の仮想通貨があり、
現在もその数は増え続けています。
仮想通貨は価格が固定されていないため、
仮想通貨の価格上昇を見込んで投資をします。
当時ビットコインが高騰していましたが、
あえて価格上昇を見込んでビットゼニーというマイナー仮想通貨に10万円を投資しました。
当時のレートは1コイン1円程でしたが、現在は1コイン0.1円程に落ちました。
10万円の損失と考えていいでしょう。
損益:-100,000円
損益累積:-1,300,000円
せめてマイナーコインじゃなくてビットコインを買っておけばよかったです。
2022年はだいぶ値下がりしましたが、
それでも当時高騰していると思っていた価格の4倍です。
ビットコインの値上がりはすごいわよね。
日産株に投資して失敗
当時日産株が割安で、比較的配当金が高かったため、
2,500株ほど日産株を保有していました。
2018年11月、日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏が金融商品取引法違反容疑で逮捕されたことで株価が急落。
一時的なもので株価は回復すると考えていましたが、その後数年間、日産株は下落し続けました。
2021年5月、ある程度株価が回復したところですべての株を売却しました。
損失額は約140万円です。
損益:-1,400,000円
損益累積:-2,700,000円
私の投資人生で最も高い損失です。
個別株に投資することのリスクを学びました。
さっき個別株の危険性はライブドアの時に学んだって言ってなかった?
パパ学習して~
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ソーシャルレンディングに投資し失敗
ソーシャルレンディングとは、
クラウドファンディングと呼ばれる投資手法の一つで、
個人投資家とお金を借りたい企業をインターネット上でマッチングするサービスです。
ソーシャルレンディング事業者が企業の審査を行い、
審査を通過した企業に対して融資ファンドを組成します。
個人投資家はソーシャルレンディング事業者と契約して、融資したいファンドに出資します。
その後、ソーシャルレンディング事業者が企業から返済された元本と利息を投資家へ分配する仕組みです。
ぽん太が100万円融資した大阪物件のファンドが債務不履行に陥りました。
大阪物件の競売が行われる見通しですが、どれくらいの損失が出るか現状ではわかりません。
損益:?円
損益累積:-2,700,000円
結果論ではありますが、
ソーシャルレンディングに投資したことを後悔しています。
詳細は下記の記事を参照してください。
本当に投資に失敗してばかりなのね。。
インデックスファンドに投資し、今のところ成功
インデックスファンドとは、
特定の株価指数(インデックス)と連動するように作られた投資信託です。
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざすインデックスファンドです。
この投資信託に投資するだけで、世界の約50ヶ国、約3,000銘柄に幅広く分散投資できます。
世界の人口は増え続けており、世界経済は成長していきます。
この投資信託に投資をすれば、世界経済の成長に応じて資産を増やすことができます。
私は現在この投資信託と、米国のS&P500指数に連動する投資信託をメインに投資しています。
現在のところ約374万円の評価益となっています。
現在の損益:+3,740,000円
損益累積:+1,040,000円
逆転ホームランです!
今までの損失を取り返しました!!
あくまで今の評価益だから未来はどうなるかわからないんじゃない?
一時的に株価が暴落することはあると思うけど、
世界経済が成長する限り株価が上がるはず。
実際にはライブドアや日産以外にも日本株に投資しているのでこの限りではありませんが、
これまでの投資人生で印象に残っている取引を抜粋しました。
結局何が言いたいかというと、
投資に失敗続きの私でも、王道の全世界株インデックスファンドや、米国株インデックスファンドであれば、投資を継続することでこれまでの失敗を取り返せるくらいの利益を上げられるということです。
個人投資家の約9割は負けているそうです。
ぽん太もそのうちの一人でした。
なぜか自分ならやれると根拠のない自信を持ちがちですが、
一般人には世界株、米国株インデックス投資が王道の投資法です。
投資のタイミングを読むことはできない
2008年のリーマンショック後、米国のS&P500株価は4倍に伸びています。
日本の個別株やFXで資金を失わず、
リーマンショック後に米国株のETFに積立投資をしていれば、
私の目標の資産1億円を今頃達成できていたかもしれません。
もちろんこれはたらればの話で、
過去の株価の推移をみて思うことです。
ですがもっと早く始めておけばと思わずにはいられません。
たらればを言っていても仕方がないわね
たられば定食!
当時の投資家は未来のことはわかりませんし、
50%もの株価下落に直面し、絶望を感じていたと思います。
日本株も下落しましたが、
2008年は投資を控えていたため、私の損失は軽微でした。
投資のタイミングを読むことはできません。
後からチャートを見返してこの時買ってればと思うことしかできません。
だからこそなるべく早くインデックス投資をはじめ、
相場のいい時も悪い時もドルコスト平均法で積み立てることが大切です。
ドル・コスト平均法とは、常に一定金額を定期的購入する方法です。
投資金額を一定にすることで、価格が低いときには購入量(口数)が多く、価格が高いときには購入量(口数)が少なくなり、平均購入単価を抑えることができます。
まとめ
- 時間をかけるほど複利の力は強くなるのでなるべく早く資産運用を開始しよう
- 伝統的な金融商品に投資しよう
- 世界株、米国株インデックス投資は王道の投資方法
- 投資のタイミングは読めないので、相場のいい時も悪い時もドルコスト平均法で積み立てよう
時間をかけるほど複利の力は強くなるので、
なるべく早く資産運用を開始されることをおすすめします。
若ければ若いほど早く始めれば有利です!
もちろん稼いだお金を何に使うのかは本人の自由。
だけど使い方次第でそのお金が将来2倍、3倍にもなる
可能性があることは認識しておいたほうがいいわ。
わたしならお金を投資に使って、増えたお金でお菓子買うなー。
そうすればお金は減らないもん!
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