皆さんは投資で失敗したことはありますか？
失敗したことがある人もいればない人もいますよね。
私がソーシャルレンディングに投資して大失敗した話を公開します。
皆さんが同じ失敗をしないように、私の失敗を参考にして頂ければ嬉しいです。
投資で大事なのはよくわからないものに投資をしないこと、
伝統的な資産(株式、債券、不動産)に投資するということです。
ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングとは、
クラウドファンディングと呼ばれる投資手法の一つで、
個人投資家とお金を借りたい企業をインターネット上でマッチングするサービスです。
実績が乏しかったり、リスクが高いと判断されて
銀行からの融資が受けられない企業がソーシャルレンディングで資金を用意するケースが多いようです。
ソーシャルレンディング事業者が企業の審査を行い、
審査を通過した企業に対して融資ファンドを組成します。
個人投資家はソーシャルレンディング事業者と契約して、融資したいファンドに出資します。
その後、ソーシャルレンディング事業者が企業から返済された元本と利息を投資家へ分配する仕組みです。
ソーシャルレンディングとは、
銀行からの融資が受けられなかったり、融資が不足した企業が、
個人投資家からお金を融資してもらう仕組みです。
銀行に融資してもらえないような企業に投資するなんて危険じゃないの？
ダイジョブかな？
。。。。
ソーシャルレンディングのメリット
高利回り
ソーシャルレンディングは利回りが高めに設定されています。
案件によって違いますが、平均利回りは3%～7%ほどです。
少額投資ができる
ソーシャルレンディングは１万円程度から投資ができます。
まとまった資金がなくても、投資することができます。
元本の価格変動がない
ソーシャルレンディングは、返済利息を分配金として受け取る仕組みなので、
株等と違い、元本の価格変動がありません。
ただ、元本が保証されているわけではないため、貸し倒れのリスクがあります。
ソーシャルレンディングは利回りが高めに設定されているのが主なメリットですね。
ソーシャルレンディングのデメリット
元本割れリスク
貸付先企業の返済遅れ、債務不履行、貸し倒れのリスクがあります。
この場合、分配金や元本の償還が遅れたり、元本割れするリスクがあります。
途中解約できない
ソーシャルレンディングは、運用期間中に解約することができません。
ソーシャルレンディング事業者の倒産リスク
ソーシャルレンディング事業者が倒産した場合、投資家の資金が大幅に毀損する可能性があります。
ソーシャルレンディングは分散投資できないのがデメリットですね。
債務不履行が発生したときのダメージが大きいです。
ぽん太が投資した案件の概要
ぽん太が投資した案件の概要です。
リスクも「小」となっており、
ソーシャルレンディング事業者の物件評価額が11億円、
融資額が7億5千万円となっているので、
万が一の時は担保物件を売却すれば元本の回収はできると考えていました。
この考えが甘かったです。。
ソーシャルレンディング事業者の物件評価額を信じてはいけません。
| 事業者名 | OwnersBook |
| 案件名 | 大阪市中央区ホテル素地第1号第1回 |
| 予定利回り（年換算） | 5% |
| 予定運用期間 | 19ヵ月 |
| OwnersBook物件評価額 | 1,100,000,000円 |
| 募集額 | 750,000,000円 |
| 申込人数 | 2,148人 |
| 案件詳細 | 詳細はこちら |
ぽん太の投資状況
この案件に100万円ほど投資しました。
約10万円程度の配当金をすでに受け取っています。
債務不履行により損失が発生した場合は、
確定申告すれば源泉徴収分の税金を取り戻せます。
| 投資額 | 1,000,000 |
| 現時点配当金額 | 100,679 |
| 現時点配当金額（源泉徴収後） | 80,123 |
債務不履行の経緯
2022/01/17 利息未払いの連絡
利息未払いの連絡がありました。
ちょっと位遅れてもいいからちゃんと支払ってほしいな。。
●案件名称： 大阪市中央区ホテル素地第1号第1回
本案件では、対象となる計算期間（2021年10月1日～2021年12月31日）の末日から60日以内のロードスターファンディング株式会社（「営業者」）が指定する営業日（「現金分配日」）において、当該計算期間にかかる利息支払日（2022年1月4日）までに支払いのあった利息を分配することとしておりますが、同利息支払日までに利息の支払いがなされていないことから、現金分配日において分配ができないこととなります。(原文より抜粋)
2022/03/24 引き続き利息未払いの連絡
まだ利息が払われていないと連絡あり。
大丈夫かな。。？
大阪市中央区ホテル素地第1号第1回案件（「本案件」）につきまして、以下の通り現状につき報告いたします。
2022年1月17日付報告にて、2022年1月4日の利息支払日に利息の支払いがなかったことを報告いたしましたが、本日現在、利息の支払いはありません。
また、貸付先である不動産保有会社ＡＹ（「本借入人」）から、本案件の元本全額及び利息の返済に向けた活動を継続しているものの、本案件の最終弁済期日である2022年3月31日での元本全額及び利息の支払いが困難な見通しである旨報告がありました。(原文より抜粋)
2022/04/01 現時点の評価額が704百万円(元本割れ)との連絡
まだ利息が払われていないと連絡あり。
さらに現在の評価額が7億円程度なので元本割れしているとのこと。
いくらコロナだからって物件価格が数年で11億円から7億円になりますか？
OwnersBook物件評価額の見積もりは甘すぎじゃないでしょうか？
これを信じて投資しているのに。。
今回、元本及び利息の支払いがなされなかったことに伴い、営業者は、法的申立てを視野に入れながら、当面は引き続き借入人の任意売却活動をサポートしつつ、併せて保証人へ保証履行の請求も引き続き行っていきます。
なお、担保物件の現時点のOwnersBook評価額は704百万円と見積もっておりますが、新型コロナウイルス感染症の感染の収束が未だ見込めず、近隣の公示地価を2019年と2022年で比較すると約2割の下落が見られる等の傾向から、現金化までの期間が長期化する可能性があると思料しています。本案件の貸付元本750百万円を下回っていますが、回収金額の最大化及び回収期間の短期化に努める所存です。(原文より抜粋)
2022/06/09 担保不動産競売申立実施の連絡
担保不動産競売申立が受理されたとのこと。
なんとか任意売却してほしいです。
大阪市中央区ホテル素地第1号第1回案件（「本案件」）につきまして、2022年4月1日付報告（第3報）にて、最終弁済日である2022年3月31日での元本全額及び利息の支払いがなかったことを報告させていただきましたが、ロードスターファンディング株式会社（「営業者」）は、大阪地方裁判所に、2022年6月1日付で担保不動産競売申立を行い、2022年6月3日付で受理されたことをお知らせいたします。
営業者は、元本及び利息の支払いがなされなかったことから、法的申立てを視野に入れながら、貸付先である不動産保有会社AY（「本借入人」）の任意売却活動をサポートしてきましたが、任意売却に加え、今回の担保不動産競売申立に至ったものです。(原文より抜粋)
2022/07/11 担保不動産の競売開始の連絡
担保不動産の競売開始が決定したとのこと。
なんとか高く売れますように！
大阪市中央区ホテル素地第1号第1回案件（「本案件」）につきまして、2022年6月9日付報告（第４報）にて、大阪地方裁判所に、2022年6月1日付で担保不動産の競売申立を行い、2022年6月3日付で受理されたことを報告させていただきましたが、2022年6月21日付で担保不動産の競売開始決定を受けましたのでご報告いたします。
今後、裁判所により、担保不動産の調査が行われていくことになります。進捗状況については適宜報告させていただきます。(原文より抜粋)
2022/09/15 担保不動産の競売申立ての取下げの連絡
競売では債権回収の最大化を図ることが困難なので取り下げたとのこと。任意売却できるのかな。。？
大阪市中央区ホテル素地第1号第1回案件（「本案件」）につきまして、2022年7月11日付報告（第5報）にて、2022年6月21日付で大阪地方裁判所より担保不動産の競売開始決定を受けたことを報告させていただきましたが、2022年9月13日付で担保不動産の競売申立ての取下げをしましたのでご報告いたします。
競売開始決定以降、裁判所により担保不動産の調査が行われ、入札にあたっての担保不動産の処分方法等概略が示されましたが、敷地を分割処分する方法であり、営業者であるロードスターファンディング株式会社（「営業者」）は、当該方法等では債権回収の最大化を図ることが困難と判断したものです。(原文より抜粋)
022/10/27 任意売却活動のサポート、保証人へ保証履行の請求をしているとの連絡
任意売却先みつからないようです。。
大阪市中央区ホテル素地第1号第1回案件（「本案件」）につきまして、2022年9月15日付報告（第6報）にて、2022年9月13日付で担保不動産の競売申立ての取下げをしましたことをご報告いたしました。
以降の活動状況についてご報告させていただきます。
営業者であるロードスターファンディング株式会社（「営業者」）は、継続して不動産保有会社AY（「本借入人」）の任意売却活動のサポートをしています。具体的には、①新たな売却見込み先の発掘、②売却見込み先へ改めてのアプローチ、③有力先に関しては訪問による重ねての営業、等です。
また、営業者は、保証人へ保証履行の請求も引き続き行っており、①資産負債内容の精査、②現金化の可能性のある資産の処分に向けての具体策の検討、等を行っています。(原文より抜粋)
まとめ
いやー、まさか自分が投資しているファンドが債務不履行になるとは思いませんでした。
競売で落札された場合、投資額に対して何％の毀損が発生するのかわかりません。
毀損が10％程度なら損失は10万円ほどになり、
これまでの配当と相殺できますが、10％以上になると損失が出てしまいますね。。
ソーシャルレンディングは雑所得に区分されるため、
給与所得や株の利益と損益通算できないのもデメリットです。
結果論ではありますが、
やはりソーシャルレンディングなどの新規の投資ではなく、
株などの伝統的な資産に分散投資をするのが無難な選択です。
利回り5％ならインデックス投資でも達成できる範囲ですしね。
わざわざソーシャルレンディングに個別投資することはないです。
ブログを見てくださっている皆さんには、
私と同じ失敗はしてほしくないです。
普通にインデックス投資してたほうがよかったわね。。
パパかわいそう。。
本案件につきまして進展がありましたら、
またブログにて状況報告させていただきます。
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